COP25
COP25が開かれてます。詳しくはまだニュースを見てないですが、かいつまんだところで新しく出てきた情報では、産業革命前からの平均気温の上昇を2度未満、できれば1・5度に抑えるとしたパリ協定の目標では達成しても3度以上の気温上昇になるという話らしいです。パリ協定でも日本の場合結構厳しいと思うのですが、それを達成したとしても3度上昇ですから、天気や農作物に結構影響が出そうです。青森でりんごじゃなくてみかんが取れるようになるという、ともすると信じられない話が現実味を帯びてきます。
個人でできる対策
温暖化を抑えるためには一番効果があるのは温室効果ガスとりわけCO2の排出量を抑えることだと思います。個人でできる範囲での対策は、自家用車での通勤をやめて公共交通機関を使用する。燃費のいい車に乗る。節電するなどが考えられます。しかしそれをやったとして実際のところどれくらい効果が得られるのかを説明できるでしょうか?
燃費が2倍の車に乗り換えて、同じ距離を走ると確かにCO2の排出量は半分になると思いますが、例えばCO2を出さないようにドライブの回数を半分にして、その半分の時間を家でレーシングゲームをするとしたときに、どれくらいのCO2の排出を削減できるかみなさん説明できないと思います。
CO2を抑制のために贅沢を抑制するというのは皆さんやりたくないことだと思います。ただ同じぐらいのやりたいことが2つあって、CO2の排出量がそれぞれ異なる場合にCO2の排出量を大まかにでも把握していたら判断が違ってくるかもしれません。そうです、何事も改善するには現状把握からだと思います。そこで生活のCO2排出量を荒く見積もっていくことにします。
CO2排出量
車
ガソリン1L使用すると、CO2が2.3kg-CO2発生するそうです。
電気
関西電力によると2018年のCO2排出係数は0.334kg-CO2/kWhだそうです。近年は原子力発電所が再稼働するなどして、CO2排出係数が下がってきているそうです。 40インチクラスのテレビ100WとPS4で100Wだと5時間ゲームして0.334kg-CO2になります。
ドライブを抑制して家でゲームした場合
5時間ドライブして200km走ったと仮定すると、燃費が20km/Lの場合10Lガソリンが必要です。その場合CO2の排出量は23kg-CO2となります。対して5時間家でレースゲームをした場合、0.334kg-CO2ですので、ドライブのほうが69倍もCO2を出すんですね。車のほうがCO2を多く出すことは予想していましたが、ここまで多くCO2を出すとは思っていませんでした。