最近 AppleのM1チップを搭載したMacが話題だね
Apple M1チップを搭載したMacが話題です。Intel製CPUを搭載したノートPCより高性能で、しかもバッテリー持ちがいいみたいです。また、iPhoneと同じCPUアーキテクチャなのでiOSアプリも動作できるようです。反面今までのIntel CPU用アプリケーションはエミューレーションでの動作になり、速度は落ちるそうです。今後Mac用のソフトウェアはM1用かまたはM1・Intel両対応のソフトウェアが増えて、M1エコシステムはどんどん加速していくんでしょうね。
ARM
M1チップはARM CPUです。ARMは殆どのスマートフォンやタブレットで使われているCPUです。最新のARMアーキテクチャは64bit対応も果たし、SIMD演算も使えスキがないです。最近のトレンドはニューラルネットを高速化するエンジンを付加して、AI処理を高速化するみたいですね。
ARMはいろんなベンダーが製造していて、QualcommのSnapdragonなどは高性能で有名です。iPhone12に使われいてるApple A13 Bionicはアップル設計でこちらも高性能で有名です。ARM社は各社にARMの設計書を売り、CPUの製造数に応じてライセンス料を取るビジネスをしています。所謂IPビジネスです。ですので、ARM CPUの製造はIntel製CPUに比べると簡単で、事業参入がしやすくなっています。
Raspberry Pi
M1 Macやスマートフォン/タブレット以外で個人がARMに触れられる機会は、Raspberry Piが有名です。
最新のRaspberry Pi4 だとデスクトップPC代わりに使える性能だそうです。
クラウド
サーバー分野でもARMはシェアを伸ばしています。有名どころだとAWSではARM CPUのサーバーが選択できるようです。またMicrosoft AzureではARMをサポートする計画があるようです。
自作PC
では自作PCはどうでしょうか?現段階ではARMで自作PCを作ったという話は聞いたことがないですが、Intel CPUを凌駕するほど高性能になってくれば自作PCでも使いたくなってきます。自作PCで気になるのはOSです。ARM用のWindowsはあるのですが小売はされていないようです。ですが存在するという事実は心強いものです。またLinuxはARM版が選択できるものがUbuntu等いくつか存在します。
Raspberry PiはネットやYouTube閲覧などPCとして利用できる水準まで来ましたが、これはあくまで組み込み機器で拡張性が僅かです。やはりCPUソケット、メモリソケット、PCI-ExpressがあるARM用マザーボードの販売を自作PCファンとしては期待せずにはいられません。また、ARMのライバルとしてRISC-Vも気になる存在です。こちらはCPUの設計がオープンソースになっており、CPU設計書の利用に際してライセンス料を払わなくて良いというメリットがあります。ですが、既に一千億個以上出荷されたARMにはやはり一日の長があり、ソフトウェアの蓄積度合いからしてもIntel CPUに一泡食わせられるのはARMが最有力でしょう。
コメント
Raspberry にWindows10をインストールできますが、今はスペックが小さく、鈍い状態です。CPU貼り付けマザーボードとしてアップルシリコンが市販すれば、自作パソコン世界が変わります。それには先ずM1パソコンがゲーム業況で勝ち抜くことでしょう。
コメントありがとうございます!
そうですね、M1が自作パソコンに来たら世界が変わるでしょうね。
M1の3D性能はそこそこ高いでしょうから、GPUを買わなくてもゲーム出来そうですね。
M1 MacでArm Windowsを動かすには後はMicrosoftの判断だとか言われてたり、Linuxを動かそうとしてる人たちがいたりとか、この界隈はコンピューター業界でもっともホットなエリアかもしれませんね。