余っていたCPUとメモリを有効活用するべく、中古マザーボードを買ったのがことの始まりです。さくっとマシンを作って適当に終わらせようと思っていたのに、泥沼にハマってしまいました(汗)。
BIOSの更新に失敗した
手元にCore i3 2120Tと2GBのDDR3メモリがあったので、どうにか活用しようと中古PCパーツ屋にマザーを漁りに行ったらASRockのB75M R2.0というマザーが大量に置いてありました。大量にある割には4,480円といまいち安くないですが、買ってきました。帰って調べたら登場したときの値段は6,000円を下回っていたようです。8年も前の製品ですが、マザーは安くなりませんね。私の中で第二世代Coreプロセッサー以降はまだまだ使えると思ってますので、そのように思われる方が買っていくのでしょうね。
で、組み立てて電源を入れると普通に起動しました。BIOS(UEFI)を確認すると結構古いBIOSが入ってました。私はBIOSのバージョンは最新にしないと落ち着かないタイプなので、ASRockのホームページから最新BIOSをダウンロードしてUSBに保存し、BIOS更新をしたのですが、進捗のバーが真ん中から動かなくなってしまいました。まずい現象です。とりあえず15分待ちましたが改善しません。しょうがないので電源ボタン長押しで電源を切って、再度祈る気持ちで電源を入れますが、二度と画面を拝むことは出来ませんでした。
BIOSの更新は恐らく50回はしてると思うのですが、更新に失敗したのは初めてでした。特に更新途中に停電にあったとか、ケーブルに引っかかって抜けてしまったとかそういうエラーが原因ではなく、更新途中に固まるという対処のしようがない原因もあるのだと勉強になりました。
救世主ROMライター
どうにか復活できないものかとWebを彷徨っていると、ROMライターなるものがあることを知りました。幸運にも今回のマザーASRock B75M R2.0はBIOSの入ったROMチップがDIPタイプで取り外せます。(SOPタイプというはんだ付けされたものでも難易度は少し上がりますが、ROMライトすることは可能な模様です)。取り外してROMライターに挿してBIOSをライトすれば復活できそうです。ROMライターはCH341Aチップというのが安価でメジャーそうなのでAmazonで531円で購入しました。
ROMライターでBIOSを焼く
最初に買ったROMライターは壊れていたので、2個目を買ってROM焼きに成功しました。最初に買ったROMライターは書き込んだ内容のベリファイが何回やっても一致しないという現象が出ました。中国製の安物ですし品質チェックは緩いんでしょうね。
CH341AのROMライターソフトはいくつかあるそうですが、GitHubで公開されているものを使用しました。
使い方は、すみません UsbAsp-flash や AsProgrammerで検索してください。スクリーンショット一部しか取ってなかったので。。簡単に流れを書くと
CH341Aの指定 → ROM種類の検出(指定) → ROMバックアップ → ROMクリア → ROM焼き → ベリファイ → 完了です。
2個目のROMライターではベリファイも通ったのですが、マザーボードに刺して、電源ボタンを押して画面が出てくるまでは緊張しました。普通の起動と違って何回か再起動しましたが、最終的には無事にBIOS画面が出てOSも起動できるようになりました。