自作PCを作る楽しさの大半はパーツ選びにあると思います。ということで、今私が作るならこの構成にするというのをご紹介します。考えるだけならただで楽しめちゃいますしね(笑)。また、今現在PCパーツの値段は落ち着いていますので、自作PCを作るにはおすすめとなっていますよ!
テーマ
今回は、初めて自作PCをする人におすすめの構成を考えてみたいと思います。初めてなので癖のなくそして廉価でコストパフォーマンスが高く、それでいて長く使える構成を考えてみたいと思います。
IntelかAMDか
自作PCを作る上でまず初めに考えるのはCPUかと思います。初心者にはやはりIntelを勧めたいと思います。AMDも問題なく使えるのですが、Intelではないと動かないというソフトウェアはたまにありますが、AMDじゃないと駄目というソフトウェアはほぼないです。最近はAMD Ryzenの躍進がすごくAMDに対応していないソフトウェアは減ってきていますが、Intelの方がやはりオールマイティに使えるかと思います。それに最近のIntel CPUは安いので、コスパを考えてもIntelかなと思います。グラフィックを内蔵しているモデルがIntelの方がたくさんあるのもポイントです。
お勧め構成はこれだ!
パーツ | メーカー | パーツ名 | 値段(2021/1/15) | 備考 |
CPU | Intel | Core i3 10100 | 12,958 | 4コア8スレッド |
マザーボード | ASRock | B460M Pro4 | 9,878 | 安価で多機能 |
メモリ | ADATA | AD4U320038G22-D | 6,382 | 16GB |
SSD | crucial | P1 500GB | 5,698 | QLCチップだけど普通に使える |
電源 | 玄人志向 | KRPW-BK650W/85+ | 5,698 | 脱着ケーブル採用 |
ケース | Thermaltake | Versa H17 | 2,973 | 驚異のコスパ |
計 43,587円 となりました。
CPU
Intel 第10世代の Core i3 10100 をチョイスしました。4コア8スレッドもあるので、ストレスなく何でもそつなくこなしてくれます。第7世代の Core i7 が4コア8スレッドだったので、4年前の高性能が当時の1/3の価格で手に入ると考えるとお買い得です。少し背伸びして Core i5 10400 の6コア12スレッドにしてもコスパは良いと思います。または、Core i3 でしばらく使い、第11世代のCore i5に換装するのもありかと思います。春頃出る第11世代は大幅に性能が上がるという噂です。
マザーボード
ASRockのB460チップセットマザーボード B460M Pro4 をチョイスしました。これは安いのに多機能で万能です。上位のH470チップセットとの違いは主に USB 3.2 Gen2に対応しているか否かの違いです。B460だとUSB 3.2 Gen1 までの対応になります。USB接続の外付けSSDを1000MB/s でファイル転送したいとかそういった用途がなければ USB 3.2 Gen1 の B460 で充分です。
メモリ
ADATAのDDR4-3200MHzメモリ AD4U320038G22-D をチョイスしました。メモリはDDR4-2666MHz 以上に対応した物を選べば良いのですが、将来的に使い回せるように3200MHz対応の物にしました。別に2400Mhzや2133MHzの物でも動くのですが、新しく買うなら2666MHz以上が良いです。周波数が高い物のほうがパソコンの処理速度は上がるのですが、メモリの速度が処理速度に影響する割合は数%なので余りこだわらなくていいと個人的に思っています。速度よりは容量を重視したほうが良いです。16GBあればゲームも問題なく出来ます。
SSD
crucialのNVMe SSD P1 500GBをチョイスしました。信頼のcrucial製です。QLCチップなのでTLCチップに比べて寿命が短いと嫌う方がいますが、よほど酷使しない限り寿命が問題になることはないと思います。SSDで注意すべきはメーカーだと個人的に思います。安いからといって聞いたことないメーカーのものに手を出すのは危険かなと思います。他のパーツ、例えばCPUが壊れたら(そんなことはほぼ起きませんが)買い直せばいいですが、SSDが壊れるとデータを失いますので取り返しがつきません。その点crucialは国内にも工場があり信頼できるメーカーだと思います。WesterDigitalも国内に工場がありますのでこちらもおすすめです。
電源
玄人志向の650W電源 KRPW-BK650W/85+ をチョイスしました。650Wもあればグラフィックボードを増設しても問題なく電源を供給できます。グラフィクボードを増設の予定がなければ400Wでも大丈夫な構成ですが、あまり価格差はないので、将来性も考えて650Wにしました。またこの電源は安いですがケーブルが脱着式なのでケース内をスッキリ出来ておすすめです。
ケース
Thermaltake Versa H17 をチョイスしました。マザーボードが光るのでそれを見たい方はH18の方が良いです。このケースは安いのにちゃんと作られていておすすめです。ただDVDドライブは取り付けできないので、DVDやCDを作りたいという方は違うケースのほうが良いかもしれません。DVDドライブはUSB接続のものもありますので、それを用意すればH17でも問題なくDVD作成できます。グラフィックボードを増設してゲームマシン化するのも視野に入れてこのケースにしましたが、ゲームはしないという方はAntec VSK2000-U3 というスリムケースもおすすめです。VSK2000-U3にする場合は電源も見直す必要があります。